【雑記】その7 花粉症と有機物
タイトルにある通り気になったことを書き連ねていきます
7日目です
我々の天敵、花粉
花粉症ライフ、エンジョイしていますか?
私はしていません
花粉症のせいでろくに外出できないので花見にも行けません
もともと行くつもりはないんですけどね
まあそんなのはどうでもいいです
ここでは何故花粉症が起こるのか、ということについて解説していきます
花粉症が起こるメカニズムは、我々人間の免疫にあります
花粉などのアレルゲンが鼻腔内の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します
その後再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からアレルギー誘発物質が放出されることによりアレルギー反応が引き起こされるのです
まずは鼻です
アレルギー誘発物質が鼻の内部や粘膜に付着して鼻炎の症状が出ます
知覚神経を刺激することでくしゃみ中枢や分泌腺に伝令が行き、くしゃみや鼻水を誘発させます
また、鼻甲介を刺激して炎症を起こすことで鼻づまりにもなります
そして目
血管が刺激されて拡張されることで充血し、知覚神経を刺激することでかゆみを引き起こし、涙腺神経を刺激することで涙が出ます
とまあここまで長々と書いてきたわけですが、なぜ日本にこれだけ花粉症の人がいるのでしょうか
その理由は、戦後の歴史が背景にあります
焼け野原になった日本の復興のために、日本各地でスギが大量に植栽され、花粉を多く産出する樹齢30年ほどのスギの木が1960年代に各地で増えたことで、スギ花粉症が急速に増加したのです
おい
そういえば花粉症の人って病死する確率がかかっていない人よりも低くなるらしいですよ
有機物とは
「有機物って何?」と聞かれたとき、簡単に説明できますか?
実は「炭素を含む化合物」だと△なのです
なぜなら、一酸化炭素、二酸化炭素、炭酸塩、青酸、シアン酸塩、チオシアン酸塩等は例外的に無機物とされるからです
正確にいうのであれば、「酸化したときに二酸化炭素と水が発生する化合物」ですね
そして有機物には機能性分子と呼ばれるものもあります
19世紀以来、有機化合物は希少な天然産物を大量に生産したり、天然産物の模倣による機能の改善など、生物あるいは天然物を意識した化合物の化学としてその研究が展開していったようです
シクロデキストリンやクラウンエーテルなど包接化合物の研究に端を発して、1980年代以降は、コンピュータの著しい能力向上と計算化学の発展に相応して、機能を天然物に求めることなく分子構造から想定される物理学的作用に基づいた機能の設計により、新規の有機化合物が生み出されるようになりました
そのような有機化合物の例として、機能性分子あるいは超分子が挙げられます
前回紹介したノベックも高機能性液体と呼ばれる有機物ですね
アルコールも有機物の一種です
アルコール(Alcohol)は炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(-OH)で置き換えた物質の総称です
また、有機物の化学式はそれなりに長いものが多いです
例のノベックはC₄F₉OH₃ですし、もっとも単純なアルコールであるメタノールでもCH₃OH、酢酸もCH₃COOHです
酢酸の電離ってなんか気持ち悪いですよね
CH₃COOH→H⁺+CH₃COO⁻
ちなみに酢酸ナトリウムの組成式はCH₃COONaです
気持ち悪いですね
ただこれはあくまでも「組成式」であり、化学式ならC₂H₃NaO₂、塩としてならNaCH₃COOとなります
この辺の詳しい話はまた今度
とまあ今日のところはこんな感じです
今日は生物と化学でした
ではまた